3.彩ちゃん


作文ワールドU
@「ダンゴムシ」
A「徒競走」
B「ふるシャー」
C「アイロンビーズ」
D「ぶたの目の解ぼう」     

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3.彩ちゃん

 彩ちゃんは小学4年生。一人っ子で、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに囲まれて、伸び伸びと過ごしている。好奇心が旺盛で、がんばり屋でもある。

@「ダンゴムシ」

はじめの作文 添削例
 五月の、三回目の日曜日くらいから、ダンゴムシをかっている。
 かうことになったきっかけは小学生新聞の理科のところにダンゴムシの育て方がのっていたからだ。お母さんが「ダンゴムシかってみる」と聞いてきた時はあまりかいたくなかったが、何日かたってよく考えてみると、かいたくなった。そして、お母さんに「やっぱり、ダンゴムシかってみる」と言って、かうことになったのだ。
 育て方はとてもかんたんで大きいペットボトルを半分に切る。でも大きいペットボトルがなかったので、中くらいのペットボトルにした。それに、しめった土を少しいれて、ダンゴムシを、おすとめす両方を入れる。見分け方が分からなかったので、てき当に何ひきかいれた。その上にぬれた葉を何まいかのせる。
 ダンゴムシはお父さんと家の庭の植木ばちの下にいた。ダンゴムシににている虫もいた。つついて丸くなったのがダンゴムシで、変化のないものがダンゴムシではない。
 ちょこちょこかんさつを続けた。昼はあまりうごいていなくてつまらないが、夜は活発にうごいている。
 お母さんが言っていたが「ダンゴムシがぬれた葉を食べてふんをしてそれが土になる。だから、土もふえるんだって」と言っていた。でもダンゴムシのふんは小さいからなかなかたまらないと思った。たまるのは5年後ぐらいだろうか。でもダンゴムシは5年も生きるのだろうか。これからたのしみだ。


← ……きっかけは、
←「ダンゴムシの育て方」






← ……かんたんだ。ペットボトルを横に半分に切って、下半分にしめった土を……





← ダンゴムシは、お父さんといっしょにさがすと、庭の……
※ この段落の内容を、この前の段落の前に移す。



← お母さんは「ダンゴムシが……


 「ダンゴムシはお父さんと家の庭の植木ばちの下にいた」というのなどは、うっかりミスなのだが、思わず笑いを誘ってもくれる。

書き直した作文
 五月の、三回目の日曜日くらいからダンゴムシをかっている。
 かうことになったきっかけは、小学生新聞の理科のところに「ダンゴムシの育て方」がのっていたからだ。お母さんが「ダンゴムシかってみる」と聞いてきた時はあまりかいたくなかったが、何日かたって考えているうちに、かいたくなった。そして、お母さんに「やっぱり、ダンゴムシかってみる」と言って、かうことになった。
 ダンゴムシは、お父さんといっしょにさがしてみると、庭の植木ばちの下にいた。ダンゴムシににている虫もいた。つつくと丸くなるのがダンゴムシで、変化のないものはダンゴムシではない。
 育て方はとてもかんたんだ。ペットボトルを横に半分に切って、下半分にしめった土を少し入れて、ダンゴムシを、おすとめすの両方を入れる。見分け方が分からなかったので、てき当に何ひきかいれた。その上にぬれた葉を何まいかのせる。
 ちょこちょこかんさつを続けた。昼はあまり動かないが、夜は活発に動いている。
 お母さんは「ダンゴムシがぬれた葉を食べてふんをして、それが土になる。だから、土もふえるんだって」と言っていた。でも、ダンゴムシのふんは小さいから、なかなかたまらないと思った。たまるのは5年後ぐらいだろうか。でも、ダンゴムシは5年も生きるのだろうか。これから楽しみだ。

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 彩ちゃんはがんばり屋さんでもある。

 A「徒競走」

はじめの作文 添削例
 5月の28日に運動会があった。その日のために練習をたくさんした。
 走るコースを決めたり、だれと走るかを決めたりした。走るコースは『くじ』で決めた。3コースだった。だれと走るかはせの関係だ。夏紀ちゃんとたか子ちゃんと走ることになった。二人ともリレーのせん手だ。走るのには自信がなかった。
 走る練習の時はいつも一番最後でくやしかった。いつも夏紀ちゃんかたか子ちゃんが一番だった。いつも大きな差をつけられた。運動会が心配だった。
 運動会当日は、なんだかそわそわしていた。徒競走が近づいた。走るのはとてもおそいのに、なんだか速く走れそうな予感がしてきた。たぶん、みんな速いから、自分も負けていられないと思ったからかもしれない。あとみんなが見てるから、少しでも速く走りたいという気持ちがあったからだろう。でもいつも走るのがおそいわたしは、いきなり速く走れるわけがない。少しでも差をちぢめたいという気持ちもあった。
 そして、一番最初の子が走った。みんな速いと思った。あの子ではふみかちゃんやゆきちゃんが走るのは速い。わたしもその子くらい速く走れるようになりたい。そんなことばかり思っていたら順番が来てしまった。3コースの所に立った。ピストルが「パーン」と鳴った。二人とも全力で走った。わたしも全力で走った。ふみかちゃんがやっていた、カーブの時に手をまわすわざを使おうと思ったけど使うのをわすれてしまった。差が少しちぢんだ。3人ならんだ。本部の所まで来た。すると夏紀ちゃんが全力で走りだした。わたしも一生けん命走った。もうすぐ夏紀ちゃんがゴールだ。その少し後にたか子ちゃんもゴールした。わたしも最後まで走った。ゴールした。3位だった。でもなんだかうれしかった。1位ではないけどなんだかうれしかった。練習の時より差がちぢんだ。声には出さないが心の中では自分をたくさんほめた。たい場の時にお母さんが笑顔で手をふってくれた。たぶんがんばったねと言ってくれたんだとわたしにはわかった。せきにすわった時、おばあちゃんとおじいちゃんが「さえ、速いじゃない」と言ってくれた。
 おべん当の時に家族みんなからほめられた。今年は最高の運動会だった。



← わたしは3コース……。
  だれと走るかは背の高さによって決まる。
  ……リレーの選手だ。だから、わたしは自信が……
※ 「走る練習の……」を前の段落につなぐ。






← また、みんなが見てるから……からかもしれない。



← ……最初の組の子が……
  あの組では……ゆきちゃんが速い。


← ……と鳴った。夏紀ちゃんとたか子ちゃんがパッととび出した。わたしは全力で……



← ……夏紀ちゃんがゴールだ。その30cmくらい後にたか子ちゃんがいる。わたしはそのすぐ後について走った。夏紀ちゃん、たか子ちゃん、わたしの順に続けてゴールインした。



※ 「せきに……」で改行。その後を1つにまとめる。

 読み手も、初めは勝てるとは思っていない。しかし、中盤からゴールにかけて、思わず引き込まれてしまう。同時にゴールするのではないかと、追い込みに期待が高まる。なかなかのドラマだ。そこを盛り上げてみよう、というわけで、その様子を具体的に聞きだした上で、書き直してもらった。

書き直した作文
 5月の28日に運動会があった。その日のために練習をたくさんした。
 走るコースを決めたり、だれと走るかを決めたりした。走るコースはくじで決めた。わたしは3コースになった。だれと走るかはせの高さの関係によって決まる。わたしは夏紀ちゃんとたか子ちゃんと走ることになった。二人ともリレーのせん手だ。だから、わたしは自信がなかった。走る練習の時はいつも一番最後でくやしかった。いつも夏紀ちゃんかたか子ちゃんが一番だった。いつも大きな差をつけられた。運動会が心配だった。
 運動会当日は、なんだかそわそわしていた。徒競走が近づいた。走るのはとてもおそいのに、なんだか速く走れそうな予感がしてきた。たぶん、みんな速いから、自分も負けていられないと思ったからかもしれない。また、みんなが見てるから、少しでも速く走りたいという気持ちがあったからかもしれない。でも、いつも走るのがおそいわたしが、いきなり速く走れるわけがない。少しでも差をちぢめたいという気持ちもあった。
 そして、一番最初の組の子が走った。みんな速いと思った。あの組ではふみかちゃんやゆきちゃんが速い。わたしもその子くらい速く走れるようになりたい。そんなことばかり思っていたら、順番が来てしまった。3コースの所に立った。ピストルが「パーン」と鳴った。夏紀ちゃんとたか子ちゃんがパッととびだした。わたしは全力で走った。ふみかちゃんがやっていた、カーブの時に手をまわすわざを使おうと思ったけど、使うのをわすれてしまった。差が少しちぢんだ。3人ならんだ。本部の所まで来た。すると、夏紀ちゃんが全力で走りだした。わたしも一生けん命走った。もうすぐ夏紀ちゃんがゴールだ。その30cmぐらい後にたか子ちゃんがいる。わたしはそのすぐ後について走った。夏紀ちゃん、たか子ちゃん、わたしの順に続けてゴールインした。3位だった。でも、なんだかうれしかった。1位ではないけど、なんだかうれしかった。練習の時より差がちぢんだ。声には出さないが、心の中では自分をたくさんほめた。たい場の時にお母さんが笑顔で手をふってくれた。たぶん、がんばったねと言ってくれたんだとわたしにはわかった。
 せきにすわった時、おばあちゃんとおじいちゃんが「さえ、速いじゃない」と言ってくれた。おべん当の時に家族みんなからほめられた。今年は最高の運動会だった。

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B「ふるシャー」

 子どもたちもいろいろな言葉を作り出す。いったい「ふるシャー」とは何なのだろうか。

はじめの作文 添削例
 日曜日Jマートでふるとしんが出てくるシャーペンを買ってもらった。父と母と行った。
 買ってもらったきっかけは、友だちがふるとしんが出てくるシャーペンを持っていたからだ。わたしもほしいと思ったので、その子に、「それどこで買ったの」と聞いたら、「ああ、これ、ふるシャーはねぇ文ぼう具屋さん」と言っていた。その時にふるシャーと名前をおぼえた。でも家からは文ぼう具屋さんは遠い。だからJマートに行ったのだ。
 Jマートの文ぼう具の所を見てみると、ボールペンやシャーペンがたくさんあった。どれがふるシャーかわからなかったので、父に聞いてみた。「どれが、ふるシャーなの」とわたしが言うと、父は「これだね」と上の方にあったのを取った。水色で、消しゴムがついている。ふるシャーは1しゅるいしかなかった。わたしはそれが気に入ったのでそれを買ってもらうことにした。
 家に帰ってシャーペンのしんをふるシャーの中に4本入れた。すぐになくならないようにだ。このふるシャーは友だちが持ってたふるシャーとおそろいだった。ちょっとうれしかった。ためしに紙に書いていると、とても書きやすかった。でもちょっとふべんなのは、走っていてもしんが出てしまうことだ。でも他のことには使えるだろう。これからこのふるシャーを使うぞ。
← 日曜日にJマートで、

← 友だちがそんなシャーペンを


← ふるシャーはねぇ、

← ふるシャーという名前を
← だから、



← 父に「どれがふるシャーなの」と聞くと、父は「これだね」と






← 友だちが持っていたものと同じだった。

※ 「でもちょっと……」の「でも」を取って改行する。
  「他のことには……」の文は削除する。
 

 彩ちゃんの作文のいいところは、できごとを具体的に丹念に書いていることにある。それゆえに、「ちょっとふべんなのは、走っていてもしんが出てしまうことだ」というところなど、自然にほほ笑みを誘われるのだろう。

書き直した作文
 日曜日にJマートで、ふるとしんが出てくるシャーペンを買ってもらった。父と母と行った。
 買ってもらったきっかけは、友だちがそんなシャーペンを持っていたからだ。わたしもほしいと思ったので、その子に「それ、どこで買ったの」と聞いたら、「ああ、これ、ふるシャーはねぇ、文ぼう具屋さん」と言った。その時にふるシャーという名前をおぼえた。でも、家からはその文ぼう具屋さんは遠い。だから、Jマートに行ったのだ。
 Jマートの文ぼう具の所を見てみると、ボールペンやシャーペンがたくさんあった。どれがふるシャーかわからなかったので、父に「どれが、ふるシャーなの」と聞くと、父は「これだね」と上の方にあったのを取った。水色で、消しゴムがついている。ふるシャーは1しゅるいしかなかった。わたしはそれが気に入ったので、それを買ってもらうことにした。
 家に帰ってシャーペンのしんをふるシャーの中に4本入れた。すぐになくならないようにするためだ。このふるシャーは友だちが持っていたものと同じだった。ちょっとうれしかった。ためしに紙に書いていると、とても書きやすかった。
 ちょっとふべんなのは、走っていてもしんが出てしまうことだ。でも、これからこのふるシャーを使うぞ。

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C「アイロンビーズ」

 彩ちゃんは5年生になった。作文に少し難しい注文をつけてみよう。

はじめの作文 添削例
 7月25日に久しぶりにアイロンビーズをした。
 アイロンビーズとはビーズを、とう明な針山のような板にのせてできあがったら、板のうえにアイロンビーズ専用の紙をのせてアイロンをかける。するとビーズがちぢんで全体が固まる。固まったアイロンビーズは、コースターにしたりかざったりできる。
 なぜこの日にアイロンビーズをしたかというと、25日がおじいちゃんのたん生日だからだ。おじいちゃんは今年で72歳なので、アイロンビーズで72という数字を作ってあげることにした。プレゼントは二つ作ることにした。
 まず、漢数字の七十二を作った。そのまわりをむらさき色にした。大きさは4×7の28個のビーズにした。
 もう一つはTシャツに数字の72を作って、まわりを白いビーズでTシャツの形をつくった。
 夜、プレゼントをあげた。喜んでくれたのでうれしかった。来年は73という数字をつくるつもりだ。
 他にも、ハートの形とか星とか五角形とか、色々なコースターとかかざりがある。全部気に入っているが、特に気に入っているのは、お母さんの作った、雪の結晶の形をしたコースターが一番気に入っている。今はハート形のを作っている。早くできあがったらかざりたい。 

※ 針山って何だろう。
※ 板はどのくらいの大きさなのだろう。また、プラスチックでできているのかな。
※ 作り方をもっとくわしく、順序よく書いてみよう。





← 一つは漢数字の……
※ 数字は何色にしたのかな。 







← コースターやかざり
← 特に気に入っているのは……コースターだ。

← 早く仕上げて……。

 作り方の説明というのは難しい。でも、彩ちゃんはこちらの注文に応えて、よくがんばった。

書き直した作文
 7月25日に久しぶりにアイロンビーズをした。
 アイロンビーズというのは、プラスチックの板にビーズを並べて、その上にアイロンをかけ、ハートや星型のコースターを作る手芸だ。
 作り方は、トランプのカードぐらいの大きさのとう明な板の、表面にギザギザがあるところにビーズを置いていく。プラスチックの板には四角や丸のものがある。並べ終わったら、アイロンビーズ専用の紙をかぶせてアイロンをかける。すると、ビーズがちぢんで全体が固まる。固まったアイロンビーズは、コースターにしたりかざったりできる。
 わたしは四角の板に72という数字を入れることにした。この日にアイロンビーズをしたのは、25日がおじいちゃんのたん生日だからだ。おじいちゃんは今年で72歳なので、アイロンビーズで72という数字を作ってあげることにした。プレゼントは2つ作ることにした。
 一つは、漢数字の七十二を黄緑のビーズで作り、そのまわりをむらさき色にした。
もう一つはTシャツの形の中に数字の72を置いた。Tシャツを白いビーズにし、数字を水色にした。
 夜、プレゼントをあげた。喜んでくれたのでうれしかった。来年は73という数字をつくるつもりだ。
 他にも、ハートの形とか星とか五角形とか、色々なコースターやかざりがある。全部気に入っているが、特に気に入っているのは、お母さんの作った、雪の結晶の形をしたコースターだ。今はハート形のかざりを作っている。早くで仕上げてかざりたい。 










← コースターやかざりにできる。

 おじいちゃんにどんなものをプレゼントしたのか。イメージが思い浮かぶ。上々の作文になった。

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D「ぶたの目の解ぼう」

 彩ちゃんもお母さん、お父さんにいろいろな催しに連れていってもらっている。

はじめの作文 添削例・諸注意
 9月30日に、お父さんとお母さんと、友達とそのお母さんといっしょに、中野区のある中学校で、ぶたの目の解ぼうをした。
 中野区まで、中央線でおぎくぼに行って、もう1本電車に乗ってそこから歩いた。
 着いたら、校長先生の話を聞いた。それから、子どもたちだけで理科室に行った。4人班を作ることになったので、わたしと友達がいっしょに行ったら6年生が2人やってきたので、その2人とグループになった。この実験は、「目だってeyeされたい!」というものだった。班に解ぼうばさみ、かみそり、ピンセット、プレパラートのガラスがあった。
 解ぼうする前に、ぶたの目はどんなものか予想して書いてみた。わたしはまるをかいて、その中に黒目をかいた。
 次に、実際にぶたの目を見て、解ぼうばさみの使い方を教えてもらった。目のまわりの余分な肉を解ぼうばさみでとった。班で1つなので、かわりばんこで肉をとりのぞいた。すると、視神経が見えてきた。
 その次に目を半分になるようにかみそりで切った。すると、黒いゼリー状の液体が出てきた。そのときレンズもいっしょに出てきた。レンズを取ろうとしても、まわりにゼリーがくっついていて取るのが難しかった。やっと取れた。それをプレパラートのガラスの上にのせて、その下に紙をひいて文字を見ると、字が大きくなって見えた。
 ふだんできない実験ができてよかった。
 
← ……、友達とそのお母さんといっしょに中野区の学校へ行って、ぶたの……
※ 二段落目は省略してもよい。

← 学校に着くと、生徒が○○人くらいいた。



← それぞれの班の机の上に





←ぶたの目が配られて、解ぼうばさみの……



← 次に、かみそりで目の下半分を切り落とした。



← その下に字の書いてある紙をしいた。文字を……

※ この実験で分かったこと、気がついたことは何だろうか。
 そもそも、なぜぶたの目を使ったのだろうか。

 この作文を書いた2週間後くらいに、埼玉県川口市の中学校で「豚の目玉を解剖した生徒のうち十数人が、帰宅後に高熱や嘔吐で倒れるなどして病院で治療を受けていた」という記事が新聞に載った。ドキッとさせられたが、1週間ほどして、高熱や嘔吐の原因は他にあったことが分かったということであった。

書き直した作文
 9月30日に、お父さんとお母さん、友達とそのお母さんといっしょに中野区の中学校に行って、ぶたの目の解ぼうをした。
 学校に着くと、生徒が20人くらいいた。校長先生の、学校についてのお話を聞いた。それから、子どもたちだけで理科室に行った。4人の班を作ることになった。わたしと友達がいっしょにいたら、6年生が2人やってきたので、その2人とグループになった。
 この実験は、「目だってeyeされたい!」というものだった。それぞれの班の机の上に解ぼうばさみ、かみそり、ピンセット、プレパラートのガラスがあった。解ぼうする前に、ぶたの目はどんなものか予想して書いてみた。わたしはまるをかいて、その中に黒目をかいた。
 ぶたの目が配られて、解ぼうばさみの使い方を教えてもらった。目のまわりの余分な肉を解ぼうばさみで取った。班で1つなので、かわりばんこで肉を取りのぞいた。すると、視神経が見えてきた。次に、かみそりで目の下半分を切り落とした。すると、黒いゼリー状の液体が出てきた。そのときレンズもいっしょに出てきた。レンズを取ろうとしても、まわりにゼリーがくっついていて取るのが難しかった。やっと取れた。それをプレパラートのガラスの上にのせて、その下に字の書いてある紙をしいた。文字を見ると、字が大きくなって見えた。
 人間の目はぶたの目とそっくりなのだそうだ。そうすると、わたしたちもレンズで物を大きく見ているのだろうかと思った。でも、大きく見えている気がしない。
  

 この体験はもっと後になって生きてくるのかもしれない。

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ツツジの垣